骨盤底筋体操は有効なのか?|春日部の整体院トータルボディーケアゆかり
前回のブログでは過活動膀胱の症状と
一般的な治療法についてお伝えしましたが、
今回は今の治療法や運動法が果たして
理に叶っているのかどうかという事を
検証していきたいと思います。
治療法に関しては医師の領域なので、
それについて何も言う事はありません。
しかしながら、一般的に言われている、
または皆さんが行っている予防法が本当に正しいのか?
という事を考えていきたいと思います。
良くある予防法に、骨盤底筋の引き締め体操とかがあります。
肛門や膣に力を入れて、筋力をつけましょうというやつです。
骨盤底筋ってなんぞや?
という所からお伝えすると、
坐骨や恥骨を付着部としている尾骨筋、肛門挙筋をまとめて言うのですが、
その骨盤底筋の筋力が出産や加齢などで弱まると、
排尿のコントロールができなくなってしまい、
トラブルが起こりやすくなると言われています。
で予防法として、肛門やお尻の筋肉をキュッとしめて
尿漏れを防ぐようにしましょうというものです。
方法としては一理あり、この運動その物は否定しません。
大いにするべきだと思っています。
でも、本当にこの運動だけで、多くの方の予防につながっているのかは疑問です。
というのは、お尻の筋肉や肛門の筋肉を引き締めるのは、お尻だけの話ではないからです。
これは意識して行っているだけなので、
自然体でできているわけではありません。
何も意識しなくても、キュッと引き締まっている
状態が望ましいです。
人間が立つときに一番どこに力が入っているべきか?
さてどこでしょう?
1、太もも
2、ふくらはぎ
3、足
4、足指
正解はどれも正解です。
但しが付きます。
これは単体で力を入れるのではなく、
それぞれが機能することで自然に力が入っていきます。
まず、
足指が柔軟でなければならない事
足指が変形していない事
足がまっすぐ立てる事
膝や股関節にねじれがない事
骨盤の位置が正し位置にある事
これらを満たすことで、自然に力が入ります。
足に力が入るようになれば、意識しなくてもお尻にも
力が入り、必要な時にはしっかり筋肉がコントロール
できてきます。
まずは、そのようになった大元の要因や原因を
考える必要があります。
結果的に出産で骨盤が開いてしまい
その後正しいケアをしなかったことと、
加齢で筋力が衰えていった事
これは同時進行で起きてきます。
筋力が落ちるのは骨盤やお尻の筋肉に限った話ではなく、
他の部位も当然落ちます。
なので、どんな動作の時にはどこの筋肉が動く
とかを知っていないと難しいです。
みんな骨盤の筋肉だけ一生懸命動かしていますが、
そればかりやっていたら筋肉痛になってしまいます。
さあここまではわかってきました。
次回は整体で尿トラブルは改善できるのか
という事について、お伝えしていきます。